インテリアコーディネーターのコヤナギです。
…まあ、タイトルの「vitraパントンチェアがきっかけでインテリア業界に入った人の話」って私のことなんですけどね。私は当時、本屋でアルバイトをしていました。毎日たくさんの本や雑誌が入荷して来ますので必然的に本に触れ合う機会も多いわけです。そんなあるとき、パントンチェアが表紙になった雑誌を見ました。(何の雑誌かは覚えていないんですが)その当時はインテリアへ強い関心があった訳ではなかったのですが、初めて見たパントンチェアはものすごく印象に残りました。
何だこの形は…!
すごい形だなぁ…と。
そもそもイスといえば木製で4本脚のものしか知らなかった私は、あのプラスチック一体成形のイスにほんとうに強い衝撃を受けました。インテリア雑誌の表紙じゃなければ、そもそもイスだとすら認識できなかったかもしれません。その当時の私にはインターネットでの情報検索が気軽にできる環境がなく、「あのイスは何だったのかなー」とモヤモヤした思いを抱えていて、次第にインテリア雑誌を立ち読みするようになり、パントンチェアというイスを知ったわけです。
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パントンチェアを知った私は、ある日某ショップにて念願のパントンチェアを購入しました。確か6,000円くらいで。ん?安くない?と思った方、そうです。レプリカを購入してしまったんです。ジェネリックなんて言い方もありますが、いわゆる正規メーカーの許可を得ていないコピー品だったんですね。当時の私にはレプリカがあるという概念はなく、パントンチェアを手に入れて大喜び。インテリア雑誌でパントンチェアを見る度に、これ持ってるんだぜ的に悦に入る状況が続きました。しかし、雑誌で見る度に少しずつ違和感を感じてきました。よーく見るとカタチが違うんですよね。プロポーションが違う。そういえばカラー展開も違うぞと。ファッション業界でスーパーブランドの模倣品が横行しているのは知っていたものの、イスにまでコピー品があることを知った瞬間でした。
それから色々あって、パントンチェアの正規品を買ったのは今から10年ちょっと前。当時はブラックのポリプロピレン製を購入。その数年後、6年くらい前にボルドーカラーを購入しました。パントンは「好きな色のチェアに座れば快適なはず」と残しています。インテリア界ではもう定番ですが私にとっては超名作のパントンチェア。今でも大好きです。
コヤナギ
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