【コヤナギのインテリアグリーンのススメ】アンスリウム・スカンデンス

Anthurium scandens　アンスリウム　スカンデンス　和名：ノボリウチワ

コヤナギのインテリアグリーンのススメ、久々の更新です。今回紹介するのは、「アンスリウム・スカンデンス」です。アンスリウムというと赤い花を想像する方も多いと思うのですが、これはアンスリウムの中でもだいぶ変わった種類で、花や実を鑑賞するタイプの植物。

といっても、私が好きなのは気根。幹からウネウネと映えるグロテスクな姿が好きなんです。気根は普通、頭でっかちの植物を支えるための支持根（しじこん）や大気中から水分を吸収するために生えるものですが、アンスリウムは着生植物の一種なので、木や岩などにくっつくために気根が必要なのです。

この気根がすごい。むちゃくちゃでいい。

原産地はエクアドル。しかもこのスカンデンスはアンスリウムの原種（げんしゅ）なんです！原種とは、改良が全く加えられてない植物のことです。つまりはオリジナル。アダムとイブのようなものですね。世の中に流通しているのは、改良されている植物がほとんど。改良品は性質が強くて花もキレイだったりするんですが、私は野性味あふれる原種のほうが好きです。

根からも新しい葉が…生命力の強さを感じますね

これは確か、埼玉の小さい園芸ショップで購入したものです。確か買ったときは1500円くらいだったような。大して高くない植物ですが、なかなか珍しくてあんまり店頭では見ないです。（たぶん人気がないのでしょう…）

観葉植物も果物とか野菜みたいに、時代に即した改良が加えられます。花がたくさん咲くように、形が美しくなるように、性質が剛健になるように。そのほうが売りやすいですし、人気も出ますからね。でも、どんどん原種の植物が無くなっていくのは、なんかさみしいなぁと思うのです。

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コヤナギ

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